発売済/統合失調症薬

リスパダール「まとめリンク集」&「イントロダクション」(1/11)

以後の10個の記事では、非定型抗精神病薬であるリスパダール(リスペリドン)について書きます。まず、リスパダールの抗うつ効果、体重増加、眠気、などの「効果や副作用」について書きます。その後、「有効性」「リスパダールコンスタ」「リスパダールは使...
発売済/統合失調症薬

統合失調症 発売済み薬3 ロナセン(ブロナンセリン)

はじめにロナセンは、SDA(セロトニン・ドーパミン遮断薬)と呼ばれる。SDAには他にリスパダール、ルーラン、インヴェガ、ラツーダなどがある。しかし、ロナセンは、他のSDAよりドーパミンD2受容体への作用が強いため、DSA(ドーパミン・セロト...
ウロタロント

【革新的】開発中の抗精神病薬まとめ(後半)/ウロタロントなど【初心者用記事】

はじめにこの記事では、(前半)の記事に続き、今後発売される、「革新的」な統合失調症薬についてまとめます。主にウロタロントについて書きます。注目度の高いソリアン、ベタインについても、少しだけ付け加えます。(前半)のムスカリン作動薬についての記...
ウロタロント

【米国フェーズ3試験失敗】「ウロタロント」治験データ/今後の開発の行方

はじめにウロタロントのフェーズ3試験の結果が、2023年7月に発表された。2つのフェーズ3試験は、両方失敗だった。この記事では、フェーズ3試験の結果データについて考える。また、今後のウロタロント開発の行方についても考えてみる。治験データ(ス...
オススメ初心者用記事

【革新的】開発中の抗精神病薬まとめ(前半)/ムスカリン作動薬【初心者用記事】

はじめにこの記事と(後半)の記事の2つの記事で、今後発売される、革新的な統合失調症薬についてまとめます。現状のまとめ記事のようなものを書きます。まず、この記事では、ムスカリン作動薬と呼ばれる種類の新薬について書きます。(後半)の記事へのリン...
向精神薬全般

「ミノサイクリン」は「強迫性障害」への効果が結構ある|副作用も軽い

はじめにミノサイクリンについて要望があったので書きます。この記事では、ミノサイクリンの強迫性障害(OCD)への使用について書きます。要望では、ミノサイクリンの、「抗うつ効果」や「抗精神病薬的効果」についても、書いて欲しいという事でした。それ...
ムスカリン作動薬

2026年日本発売予測「KarXT(コベンフィ)」/フェーズ3試験/EMERGENT-3/オランザピンに勝る有効性を示す(3回目)

はじめにKarXT(Cobenfy)の2番目のフェーズ3試験の結果が出たので、いろいろと考えてみる。この試験は、EMERGENT-3(エマージェント3)と呼ばれている。「エマージェント1」について書いた記事へのリンクはこちら。【フェーズ2試...
向精神薬全般

原因不明の過度な眠気(特発性過眠症)に効く薬25個位/モダフィニルなど

はじめにこの記事では、原因不明の過度な眠気(特発性過眠症)に効く薬を、できるだけ多く紹介します。なぜかいつも異常に眠い人へ向けて書きます。日本で現在使われている薬、米国で使われている薬、開発中の薬、について書きます。また、要望があったので、...
向精神薬全般

「SEP-4199」の抗うつ効果/ソリアンの改良型の新薬

はじめに統合失調症薬ソリアンを改良したSEP-4199という薬について要望があったので書きます。おそらくSEP-4199の抗うつ効果がどれ位かなどを中心に書けば、要望に答えることになると思われます。 それ位しかできませんが、ご了承ください。...
向精神薬全般

躁うつ病のうつ状態に対する「ルマテペロン」の有効性&副作用

はじめにこの記事では、ルマテペロンの躁うつ病のうつ状態への適応について書く。ルマテペロンについて書いた元の記事はこちら。ルマテペロン(カプリタ) /独特な非定型抗精神病薬/合う人には合うかも 双極うつへの有効性ルマテペロンは、日本ではまだ開...
ウロタロント

2028年までの米国発売/ウロタロント服用のメリット5つ/新しい抗精神病薬

はじめにウロタロントは、TAAR1アゴニスト(TAAR1作動薬)として働く。また、5HT1A受容体アゴニスト(5HT1A受容体刺激薬)としての作用もある。TAAR1アゴニストについてまとめた論文が、2021年に書かれている。その内容について...
ムスカリン作動薬

ネクセラのM4作動薬「NBI-1117568」はKarXT(コベンフィ)やエムラクリジンに勝るか

はじめにネクセラファーマは、KarXT(コベンフィ)やエムラクリジンより自社のNBI-1117568の方が、有効性や安全性において優位性があると言っている。ネクセラの公式ブログから、その優位性について主張されているところをまとめてみる。少し...
ムスカリン作動薬

【フェーズ1b試験】「エムラクリジン」KarXT並の有効性示す/消化器系副作用が軽い

はじめにCerevel社のエムラクリジン(CVL-231)は、ニューロクライン社(ネクセラ)のNBI-1117568や、カルナ社のKarXTと同種の薬で、M4受容体に作用する抗精神病薬になっている。これらのムスカリン作動薬は、今のところ一番...
ウロタロント

【フェーズ2試験成功】「ウロ夕ロント」長期投与試験の有効性が高い/陰性症状への効果も期待

はじめにこの記事では、今一番期待している抗精神病薬の1つであるウロタロントの有効性について書く。前の記事では、TAAR1アゴニストや、ウロタロントの副作用や開発状況について書いた。前の記事へのリンクはこちら。「ウロ夕ロント」の概要/ 期待の...
ウロタロント

「ウロ夕ロント」の「概要」/ 期待のTAAR1作動薬

はじめにKarXT、エムラクリジン、ネクセラファーマのM4作動薬、などのムスカリン作動薬に一番期待していると何回か書いた。けれど実は、TAAR1作動薬(微量アミン関連受容体1型作動薬)であるウロタロントにも、同じ位期待している。例えば今、非...