オススメ初心者用記事

【革新的】開発中の抗精神病薬まとめ(前半)/ムスカリン作動薬【初心者用記事】

はじめにこの記事と(後半)の記事の2つの記事で、今後発売される、革新的な統合失調症薬についてまとめます。現状のまとめ記事のようなものを書きます。まず、この記事では、ムスカリン作動薬と呼ばれる種類の新薬について書きます。(後半)の記事へのリン...
向精神薬全般

「ミノサイクリン」は「強迫性障害」への効果が結構ある|副作用も軽い

はじめにミノサイクリンについて要望があったので書きます。この記事では、ミノサイクリンの強迫性障害(OCD)への使用について書きます。要望では、ミノサイクリンの、「抗うつ効果」や「抗精神病薬的効果」についても、書いて欲しいという事でした。それ...
ムスカリン作動薬

2026年日本発売予測「KarXT(コベンフィ)」/フェーズ3試験/EMERGENT-3/オランザピンに勝る有効性を示す(3回目)

はじめにKarXT(Cobenfy)の2番目のフェーズ3試験の結果が出たので、いろいろと考えてみる。この試験は、EMERGENT-3(エマージェント3)と呼ばれている。「エマージェント1」について書いた記事へのリンクはこちら。【フェーズ2試...
向精神薬全般

原因不明の過度な眠気(特発性過眠症)に効く薬25個位/モダフィニルなど

はじめにこの記事では、原因不明の過度な眠気(特発性過眠症)に効く薬を、できるだけ多く紹介します。なぜかいつも異常に眠い人へ向けて書きます。日本で現在使われている薬、米国で使われている薬、開発中の薬、について書きます。また、要望があったので、...
向精神薬全般

「SEP-4199」の抗うつ効果/ソリアンの改良型の新薬

はじめに統合失調症薬ソリアンを改良したSEP-4199という薬について要望があったので書きます。おそらくSEP-4199の抗うつ効果がどれ位かなどを中心に書けば、要望に答えることになると思われます。 それ位しかできませんが、ご了承ください。...
向精神薬全般

躁うつ病のうつ状態に対する「ルマテペロン」の有効性&副作用

はじめにこの記事では、ルマテペロンの躁うつ病のうつ状態への適応について書く。ルマテペロンについて書いた元の記事はこちら。ルマテペロン(カプリタ) /独特な非定型抗精神病薬/合う人には合うかも 双極うつへの有効性ルマテペロンは、日本ではまだ開...
ウロタロント

2028年までの米国発売/ウロタロント服用のメリット5つ/新しい抗精神病薬

はじめにウロタロントは、TAAR1アゴニスト(TAAR1作動薬)として働く。また、5HT1A受容体アゴニスト(5HT1A受容体刺激薬)としての作用もある。TAAR1アゴニストについてまとめた論文が、2021年に書かれている。その内容について...
ムスカリン作動薬

ネクセラのM4作動薬「NBI-1117568」はKarXT(コベンフィ)やエムラクリジンに勝るか

はじめにネクセラファーマは、KarXT(コベンフィ)やエムラクリジンより自社のNBI-1117568の方が、有効性や安全性において優位性があると言っている。ネクセラの公式ブログから、その優位性について主張されているところをまとめてみる。少し...
ムスカリン作動薬

【フェーズ1b試験】「エムラクリジン」KarXT並の有効性示す/消化器系副作用が軽い

はじめにCerevel社のエムラクリジン(CVL-231)は、ニューロクライン社(ネクセラ)のNBI-1117568や、カルナ社のKarXTと同種の薬で、M4受容体に作用する抗精神病薬になっている。これらのムスカリン作動薬は、今のところ一番...
ウロタロント

【フェーズ2試験成功】「ウロ夕ロント」長期投与試験の有効性が高い/陰性症状への効果も期待

はじめにこの記事では、今一番期待している抗精神病薬の1つであるウロタロントの有効性について書く。前の記事では、TAAR1アゴニストや、ウロタロントの副作用や開発状況について書いた。前の記事へのリンクはこちら。「ウロ夕ロント」の概要/ 期待の...
ウロタロント

「ウロ夕ロント」の「概要」/ 期待のTAAR1作動薬

はじめにKarXT、エムラクリジン、ネクセラファーマのM4作動薬、などのムスカリン作動薬に一番期待していると何回か書いた。けれど実は、TAAR1作動薬(微量アミン関連受容体1型作動薬)であるウロタロントにも、同じ位期待している。例えば今、非...
ムスカリン作動薬

2026年日本発売予測「KarXT(コベンフィ)」/フェーズ3試験/EMERGENT-2/オランザピンに勝る有効性を示す(2回目)

はじめにKarXT(Cobenfy)のフェーズ3試験のデータについて、いろいろと考えてみます。この記事では、フェーズ3試験のうちのEMERGENT-2の試験について書きます。EMERGENT-3とは別の試験です。追記:コベンフィについてまと...
ムスカリン作動薬

2026年日本発売予測「KarXT(コベンフィ)」/フェーズ2試験/EMERGENT-1/オランザピンに勝る有効性を示す(1回目)

はじめにこの記事では、今のところ一番期待している開発中新薬である、カルナ社のKarXT(Cobenfy)について書く。前の記事では、KarXTの主成分であるキサノメリンや、副作用、開発状況について書いた。前の記事へのリンクはこちら。「Kar...
ムスカリン作動薬

2026年日本発売予測「KarXT(コベンフィ)」の概要/オランザピンに勝る効き目/体重増加や錐体外路症状が少ない

はじめにこの記事と、次の記事では、カルナ社のKarXT(Cobenfy)について書く。開発されている抗精神病薬の中で、KarXTには一番期待している。この記事では、KarXTの主成分であるキサノメリンについて書く。またKarXTの副作用、開...
開発中/統合失調症薬

【東大病院の臨床試験成功】「ベタイン」治療抵抗性の統合失調症にも効く可能性あり

はじめにベタインの記事作成の要望があったので作ります。ベタインは、広く魚介類や植物などに含有している天然の物質です。脳内でも作り出す事ができます。ベタインには、脳にも効く「抗炎症作用」がある他、「神経保護作用」がある事が報告されています。マ...