開発中/統合失調症薬

開発中/統合失調症薬

「ロルペリドン(Roluperidone)」陰性症状を治療する薬(2024.2.28修正)

概要 ロルペリドンは、陽性症状には効かず、陰性症状治療薬になっている。 シグマ2受容体遮断薬として働く。シグマ2受容体を遮断する作用がある。 その作用によって、陰性症状だけでなく、記憶など、認知機能へも効果を働かせるようだ。 フェーズ2b試...
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「ピリドキサミン(ビタミンB6)」治療抵抗性の統合失調症にも効く可能性あり(2024.2.1修正)

概要 一部の統合失調症は、ペントシジンという有害物質が脳内に蓄積して、カルボニルストレス状態になることで引き起こされるという説がある。これをカルボニルストレス仮説という。 カルボニルストレスは、ピリドキサミンというビタミンB6の一種を投与す...
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【2024年版】統合失調症の認知機能障害や陰性症状に効く22個の開発中新薬 (2024.1.29修正)

はじめに この記事では、統合失調症の認知機能障害や陰性症状に効きそうな開発中新薬をまとめています。 おそらく、紹介するすべての開発中の薬が販売の承認に至るわけでないです。認知機能障害や陰性症状に効く薬が本当に実現するのか不透明です。 いくつ...
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【2024年版】海外国内の開発中「統合失調症薬」リスト【新薬】(2024.1.28修正)

はじめに 下のリストの中にある開発中の向精神薬についてできるだけ調べて、一つ一つ記事にしたいと思います。いい薬が将来でてくると思ってもらえたら嬉しいです。 この記事では、統合失調症薬のリストを載せます。抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、ADHD治...
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【開発中の抗精神病薬】ブリラロキサジン/有効性が高い&副作用が少ない

はじめに 2023年10月に、ブリラロキサジンのフェーズ3試験の結果が発表されました。ブリラロキサジンは、米国で開発中の抗精神病薬です。エビリファイやレキサルティの進化版の薬です。 フェーズ3試験では、高い有効性が示され、副作用も少ない、と...
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【東大病院の臨床試験成功】「ベタイン」治療抵抗性の統合失調症にも効く可能性あり

はじめに ベタインの記事作成の要望があったので作ります。 ベタインは、広く魚介類や植物などに含有している天然の物質です。脳内でも作り出す事ができます。 ベタインには、脳にも効く「抗炎症作用」がある他、「神経保護作用」がある事が報告されていま...
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「ソリアン(アミスルプリド、LB-102) 」クロザピンに次ぐ有効性 

はじめに ソリアンは、非常に優れた非定型抗精神病薬。統合失調症薬の中で、クロザピンに次いで2番目に有効性が高い。有効性の面では、オランザピンやリスパダールより優れている。 低容量の使用では、陰性症状やうつ状態に効く。 米国や日本ではまだ使え...
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「ルマテペロン(カプリタ) 」独特な非定型抗精神病薬 

はじめに ルマテペロンは、ハロペリドールなどと同じブチロフェノン系。また、非定型抗精神病薬でもある。イントラ・セルラー・セラピーズ社が開発した。 米国では、2019年12月に統合失調症への適応が認められた。2021年12月には双極性障害のう...