オススメ初心者用記事

統合失調症の新薬/発売時期予想(2024年8月時点)

これから日本で発売される統合失調症薬の発売時期を予想してみます。かなりうまくいった場合の発売時期です。予想というか願望です。 表の中の薬は全て、日本で発売される前に、米国で発売になる新薬です。 米国で発売されてから日本で発売されるまでに、何...
ムスカリン作動薬

エムラクリジン/フェーズ2試験失敗/ムスカリン系薬剤は有効性が高くない?

はじめに エムラクリジンのフェーズ2試験の結果が出ました。エムラクリジンは、ムスカリン受容体に作用する抗精神病薬です。 エンパワー1試験とエンパワー2試験という2つのフェーズ2試験が行われました。2つの試験とも有効性を示せず、失敗に終わりま...
オススメ初心者用記事

KarXT(Cobenfy)服用の5つのメリット/2026年日本発売予測/初心者用まとめ記事

はじめに 先日、KarXT(Cobenfy、コベンフィ)という新しい抗精神病薬が、FDAに承認されました。米国では、2024年10月に発売されます。 次のリンク先の記事では、日本での発売は2026年と予測されています。 この記事では、今まで...
ムスカリン作動薬

「NBI-1117568」結果データの詳しい分析/オランザピンに勝る有効性【フェーズ2試験成功】

はじめに NBI-1117568のフェーズ2試験の結果が出たので、結果データを考察してみます。主に投資家の方々向けです。(一応言っておきますと、自分はネクセラ社やニューロクライン社の株主ではありません。) この記事は、長くて難しめなので、印...
向精神薬全般

発売に近い抗うつ薬「ズラノロン」/即効性あり(3日位)/寛解率50%/新しい作用メカニズム

はじめに ズラノロンという開発中の抗うつ薬について要望がありました。記事を作成します。 ズラノロンは、日本ではまだ発売されていません。米国では、産後うつ病に対する適応で販売されています。(2023年8月米国発売) 大うつ病に対しての治験では...
向精神薬全般

新しい抗うつ薬アールケタミン/エスケタミンより強力で安全?/自宅で使用可?(2024.6.25修正)

ケタミンは優れた抗うつ薬 前の記事で書いたように、ケタミンは、アールケタミンとエスケタミンという2種の光学異性体で構成されている。 この記事ではアールケタミンについて書く。この記事はエスケタミンの記事の続きのようなものなので、できれば先に、...
向精神薬全般

エスケタミン/治療抵抗性うつ病にも効く/SSRI到来以来の画期的治療薬(2024.6.24修正)

概要 エスケタミンは、優れた抗うつ薬です。 従来の抗うつ薬より、高い確率で効果が発現します。 24時間以内という短時間で効果が表れます。 一回の投与で一週間効果が持続します。 SSRI以来の、新しいうつ病治療パラダイムの到来とも言われていま...
開発中/統合失調症薬

2024年6月海外掲示板情報/イクレペルチンの期待高まる/認知機能障害治療薬

はじめに イクレペルチンという統合失調症の認知機能障害治療薬があります。真偽は定かではありませんが、2026年に発売されるという噂(うわさ)もあります。今年中にフェーズ3試験が終わるはずです。 Redditなどの海外の掲示板で、イクレペルチ...
向精神薬全般

反復性過眠症(クライネ-レビン症候群)に効く薬

はじめに 反復性過眠症について要望がありましたので、記事にします。 反復性過眠症の基本的な事については他のサイトにもたくさん書いてあるようです。例えば、この外部記事を参考にしてみてください。 一日中寝てしまうのはなぜ?うつ病ではない反復性過...
ムスカリン作動薬

2026年日本発売予測「KarXT(Cobenfy)」の長期有効性は高い/長期投与試験結果/EMERGENT-4

はじめに 先日、KarXT(Cobenfy)の長期投与試験の結果が公表されました。KarXTの長期的有効性は、結構高い方だと思いました。 KarXT(カーエックスティ)を含むムスカリン作動薬の有効性は、長期的に持続するのか懸念されていました...
AIで完治等の最新研究

統合失調症に効く10個のサプリメント【オメガ3脂肪酸、グリシン、ビタミンなど】

はじめに 統合失調症に効くサプリメントについて要望がありました。記事を作ります。 この記事で紹介するサプリメントのいくつかは、陽性症状を改善できるかもしれません。けれど、多くは、陰性症状や認知機能障害を改善する可能性があるサプリメントです。...
向精神薬全般

【2024年発売】ダリドレキサント(オレキシン受容体拮抗薬)【睡眠薬】(2024.2.23修正)

この記事では、統合失調症の人や、うつ病の人からも要望があるので、睡眠薬について書いてみる。 ベンゾジアゼピンの危険性 ベンゾジアゼピン系の睡眠薬や抗不安薬は、昔はよく使用されたと思うが、最近はあまり処方されないのだろうか。 いろいろとデメリ...
向精神薬全般

【副作用が軽い】セルトレキサント(オレキシン受容体拮抗薬)【睡眠薬】(2024.2.28修正)

別のオレキシン受容体拮抗薬、ダリドレキサントの記事へのリンクはこちら。【2024年発売】ダリドレキサント(オレキシン受容体拮抗薬)【睡眠薬】 うつへの有効性 セルトレキサントは、他のオレキシン1及び2受容体拮抗薬と違って、オレキシン2受容体...
開発中/統合失調症薬

「ロルペリドン(Roluperidone)」陰性症状を治療する薬(2024.2.28修正)

概要 ロルペリドンは、陽性症状には効かず、陰性症状治療薬になっている。 シグマ2受容体遮断薬として働く。シグマ2受容体を遮断する作用がある。 その作用によって、陰性症状だけでなく、記憶など、認知機能へも効果を働かせるようだ。 フェーズ2b試...
向精神薬全般

【日中の過度な眠気】モダフィニル(モディオダール)とアルモダフィニルの比較【覚醒効果】

はじめに この記事では、要望がありましたので、アルモダフィニルとモダフィニル(モディオダール)の比較をします。 日本で、モダフィニルは使われています。けれど、アルモダフィニルは病院で処方されていないと思います。個人輸入とかするしかないです。...