海外国内の開発中にある「抗不安薬＆睡眠薬」のリスト 2024年版（2024.1.26修正）

はじめに

下のリストの中にある開発中の向精神薬についてできるだけ調べて、一つ一つ記事にしたいと思います。いい薬が将来でてくると思ってもらえたら嬉しいです。

この記事では、抗不安薬と睡眠薬のリストを載せます。抗精神病薬、抗うつ薬、ADHD治療薬、強迫性障害治療薬、については、次のリンク先の記事に載せました。

治験結果、作用機序、有効性(ki値等)、副作用、どの治験段階(フェーズ)にあるのか、どの会社が開発しているのか、などを調べたいと思います。

治験の工程は日本の場合、第Ⅰ相試験が0.5～１年位、第Ⅱ相試験が２年位、第Ⅲ相試験が２～３年位かかるそうです。

申請してから１年位で発売され、治験開始から合わせて８年位かかるそうです。

海外で一旦発売された薬は、国内で治験が開始されれば、発売されるまで速くて５、６年位らしいです。

でも、日本で開発されている抗精神病薬、ピリドキサミン (Pyridoxamine) などは10年位治験をしていて、まだⅡ相試験の段階にあります。大幅に遅れたり、開発中止になる薬もあるでしょう。

※以下のリストにあるアンタゴニストは、阻害薬、遮断薬、拮抗薬とほぼ同じ意味です。また、アゴニストは、作動薬、刺激薬、活性化薬とほぼ同じ意味です。

リルゾール・サブリンガル(Riluzole sublingual、BHV-0223) – 作用メカニズム不明
TGFK08AA – 5-HT1A受容体調節薬
TGW00AA(FKW00GA) – 5-HT1A受容体作動薬、 5-HT2A受容体阻害薬
(発売済み)ビラゾドン(Vilazodone、EMD-68843, SB-659746A; Viibryd) – 5-HT1A受容体部分作動薬、セロトニン再取り込み阻害薬

7-オキソプラステロン(7-Oxoprasterone、7-keto-DHEA; HBL-9001) – 免疫調節薬、作用メカニズム不明
アカンプロサート(Acamprosate、SNC-102) – 作用メカニズム不明
BNC-210(IW-2143) – GABA調節薬、作用メカニズム不明
レキサルティ(Brexpiprazole、Lu AF41156, OPC-34712; Rexulti) – 非定型抗精神病薬、5-HT1A, D2 及び D3 受容体部分作動薬、5-HT2A, 5-HT2B, 5-HT7, α1アドレナリン, α2アドレナリン及び H1 受容体阻害薬
イロペリドン(Iloperidone、HP-873, ILO-522; Fanapt, Fiapta, Zomaril) – 非定型抗精神病薬、5-HT2A, 5-HT6, 5-HT7, D2, D3, D4及びα1アドレナリン受容体阻害薬
MDMA(エクスタシー、Midomafetamine, 3,4-methylenedioxymethamphetamine) – セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミン放出剤、5-HT1 及び 5-HT2 受容体作動薬
キセノン(Xenon、NBTX-001) – NMDA受容体阻害薬
ポマグルメタッド・メチオニル(Pomaglumetad methionil、DB-103, LY-2140023) – mGlu2 及び mGlu3 受容体作動薬
チアネプチン・シュウ酸塩(Tianeptine oxalate、TNX-601) – 非定型μオピオイド受容体作動薬

(済)セルトレキサント(Seltorexant、MIN-202, JNJ,42847922, JNJ-922) – 選択的オレキシン2受容体阻害薬
(済)ダリドレキサント(Daridorexant、QUVIVIQ、nemorexant; ACT-541468) – オレキシン１,２受容体阻害薬
Vornorexant (ORN-0829, TS-142) – デュアル・オレキシン１、２受容体阻害薬

上のリストにない薬は、見つけ次第、追加します。記事作成してもらいたい「抗不安薬」や「睡眠薬」があれば、是非、問い合わせやコメント下さい。必ず作成できるとは約束できませんが、検討致します。