リスパダールの「まとめリンク集記事」があります。
リスパダール はじめに&まとめリンク集(1/11)
この記事では、「ある精神科医」のリスパダールについての意見をまとめてみます。この医師はあまりリスパダールの使用を推奨していないです。
他の精神科医でリスパダールは良いと言っている医師はいるかもしれないです。1つの意見として「ある精神科医」が言った事を載(の)せておきます。
その医師によると、「リスパダールは統合失調症の人たちの『知・情・意』を統合しているように見えない。」という事らしいです。
以下は「ある精神科医」の話です。
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リスパダールは、バラバラになったジグソーパズルのピースをすり合わせようとする気配がない。知・情・意、それぞれを無理矢理、力で抑え込んでいるだけ。
リスパダールという強力な薬物の支配下で、陽性症状は一見抑えられているようだが、知・情・意、の自由度が低下している。
そのため、リスパダールは統合失調症の本質への働きかけにおいて、現状維持でしかない。時間がたっても対人接触性やプレコックス感が改善して来ないということもある。
だから何年たっても根本的に何も良くなっていない事がある。むしろ、何年もリスパダールで治療しても、脳の劣化みたいなものを、十分に抑えているようには見えない。
陽性症状の消退後の「精神病後抑うつ」のような無気力、不活発の状態が目立つ。
リスパダールの遠景(えんけい)には、「治癒」は見えない。統合失調症の「統合の部分の修復」をしようとしないからである。
優れた抗精神病薬の場合は、服用期間に比例して良くなっていく。オランザピンは、知・情・意をすり合わせようと努力しているように見える。
なので、服薬し始めて数年たっても、まだ少しずつ改善している様子が見られる。
オランザピンほどではないが、セロクエルやルーランも、その患者にフィットすれば、「知・情・意の統合への配慮」が見て取れる。
究極の寛解状態に至っている人は、オランザピンかルーランのどちらかが処方されている事がほとんどなのである。(2008年2月時点)
ただ、リスパダールは、統合失調症以外の人にはまだ使えるように見える。彼らには知・情・意の分裂が最初から存在しないからである。
また、統合失調症の急性期にリスパダールを使う事はそこまで悪くない。けれど、安定維持期には相対的に薬物が多過ぎるような感じになる。
リスパダールを推奨している医師は、統合失調症治療に対するこころざしが低すぎる。たいして良くならないと内心思っているからこそ、その程度の感覚なのだろう。
全く統合失調症治療の本質が見えていない。
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という事で、「ある精神科医」は、「少しリスパダールの処方量を減らしてほしい」と言っています。
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