リスパダールの「まとめリンク集記事」があります。
リスパダール はじめに&まとめリンク集(1/11)
この記事では、リスパダールコンスタについて書きます。
リスパダールコンスタは、持効性注射剤(LAI)で、一回打てば2週間効果が持続します。有効成分自体はリスパダールと同じだと思います。
持効性注射剤(LAI)であれば、リスパダールコンスタよりゼプリオンの方がいいかもしれないです。ゼプリオンは、長期的な再発防止効果が特に高い、という調査結果があります。
また、ゼプリオンなら4週間に1回注射を打てば済みます。ゼプリオンTRIというのもあって、これは12週間に1回打てばいいらしいです。
ともあれ、この記事ではリスパダールコンスタについて書きます。
リスパダールコンスタは、ある精神科医によると、リスパダールより良い薬らしいです。この2つの薬は別の薬のような印象すらあるとも言っています。
リスパダールの場合、従来の定型抗精神病薬っぽい所があって、副作用が重かったり、陰性症状への効果が弱かったりします。
リスパダールコンスタは、より非定型抗精神病薬っぽいらしいです。
リスパダールからリスパダールコンスタへ変薬すると血中プロラクチンを減少させる、という調査結果もあるそうです。
また、コンスタへの変薬で、下剤が必要でなくなったり、錐体外路症状もより少なくなったりします。体重増加もリスパダールよりは少ないと言われています。
それにコンスタは、より賦活的な薬で、陰性症状に効きやすいです。表情を明るくし、抑うつ気分への効果が高いそうです。
けれど、賦活し過ぎて情緒不安定になる人もいます。賦活が仇となって幻聴が出てしまったり、プチ躁転のような状況になり、次第に妄想が出る人がいます。
リスパダールからリスパダールコンスタに変薬したある患者によると・・・・
「頭がスッキリして調子が良い。病気になって一番良いくらい。今までは取り組めなかった事が今は可能。本が読めるようになった。」
と言っています。
また、リスパダールを減量または断薬したい人がいれば、リスパダールコンスタは、他の薬への橋渡しとして使えるらしいです。
リスパダールから一旦すべてをリスパダールコンスタに変更した後に、オランザピンなどに変薬するなども良いそうです。リスパダールから直接オランザピンに変更するより離脱症状が少なくて済むそうです。
リスパダールコンスタは、リスパダールよりも副作用が軽く、陰性症状への効果も高いです。リスパダールをやめたい場合にも使えます。
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リスパダールの統合失調症に対する「有効性データ」(10/11)
リスパダールの「まとめリンク集記事」があります。
リスパダール はじめに&まとめリンク集(1/11)
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