要望がありましたので、ガンマ波で統合失調症が良くなるという事について書きます。
統合失調症患者の脳は、40Hzの脳波(ガンマ波)に異常があると言われています。
例えば、健常者であれば、40Hzの音を聞いた時に、脳波が同期して、40Hzの振動を起こしますが、統合失調症患者の脳では、それが起こりにくいです。
一方で、「自発ガンマ波」については、むしろ過剰に発生しているという報告があります。「自発ガンマ波」とは、音などの外部刺激とは関係なく脳内で自然発生しているガンマ波です。
ガンマ波の働きの異常は、幻聴や認知機能障害に関係している可能性があります。
ところで、脳波には、代表的なものに、次の5つがあります。
- ガンマ波 (30Hz以上) 興奮時、非常に集中している時
- ベータ波(14〜30Hz) 活動時、緊張、心配、計算している時
- アルファ波(8〜13Hz) 安静、閉眼時、リラックスしている時
- シータ波(4〜8Hz) 浅い睡眠、まどろみ、瞑想状態
- デルタ波(0.5〜4Hz) 熟睡中、意識のない時
繰り返しますが、統合失調症では、ガンマ波(30Hz以上)の働きに異常があります。
経頭蓋交流電流刺激(tACS)によって、脳に40Hzの「電流」刺激を与え、この異常を調整する試みがあります。ある小規模の試験では、統合失調症患者の幻聴を有意に改善したそうです。
40Hzの「光」と「音」の刺激によって、統合失調症の陽性症状や認知機能障害を治療しようという試みもあります。MIT(マサチューセッツ工科大学)が臨床試験を行っています。結果はまだ出ていません。
さらに、科学的な証拠はありませんが、個人的に聞いた話では、40Hzの「音」だけで、幻聴が改善した方がいます。毎日40HzのBGMを聴いて、幻聴が大きく減ったそうです。
40Hzの「音」だけで、本当に効くのかはわかりませんが、他に方法がない場合には、試してみてもいいのではないでしょうか。
YouTubeで、「ガンマ波」のワードで検索すると、ガンマ波サウンドを聴ける動画が出てきます。認知機能の向上や幻聴の軽減に役立つかもしれません。